21世紀を目前に控え、社会のシステムは大きな変革の時期を迎えています。これまで日本においては、公的サービスの提供はほぼ行政に限られていました。しかし、近年、人々の価値観が多様化してくるにつれて、行政だけでは十分に対応しきれない分野や、民間が担った方が合理的なコストできめ細やかなサービスが提供できる分野がたくさんでてきています。また、地方分権を積極的に推進しようとしている高知県においては、「住民主体」の社会システムへの移行が早急に必要となっています。
そのため、行政だけでは十分対応できない分野のサービスを行政等と連携しながら受け持つことのできる団体、また、「住民主体」の社会を構築していく中で行政と住民のパイプ役の果たせる団体の存在が大きくなってきています。
私たちは、経営感覚を持ち合わせているというメリットと様々な分野で活動してきたメンバーのネットワークを生かして、福祉、環境、まちづくり等といった広範囲にわたる活動を積極的に行い、行政との役割分担を担っていきます。
また、行政、住民、企業、そして社会貢献活動を行う団体、さらには県内研究機関との連携を図りながら、私たち高知県民が抱える課題の調査、研究、および解決策を実行していきます。
さらに、この活動によって生まれた「社会貢献意識」を自分のまわりの個人、団体へと波及させ、住民の地域づくりへの自主的な参画を促すと同時に、高知県全体の意識改革を行うことにより、誰もが快適かつ豊かに暮らせる県土づくりに寄与していきます。
特定非営利活動法人 高知NPO
【設立:1999年1月26日】 |