浦戸湾を市民の財産として後世に残したい

 

浦戸湾とは何かを考えてみたとき、高知港を拠点とした人や物資の海上輸送基地、弘化台やタナスカを中心とした市場の賑わい、桂浜から浦戸湾西岸にかけての美しい景観あるいは、漁業やレジャー基地など市民の持つイメージは多岐にわたっています。また、全国的にも浦戸湾のように都心部に位置し、しかも産業活動、賑わい及び美しい自然景観が一体化されうる地域は他に類を見ないのではないでしょうか。

この浦戸湾という貴重な資源の価値を広く県民市民に認識してもらうことが必要だと考えます。さらに、防災対応とも両立した浦戸湾の将来像を市民自らが考え実践して21世紀に引き継いでいくことは、私たち市民の責務でもあります。

 

 

市民と行政のパートナーシップを実現したい

いま、まちづくりには従来の行政主導型から市民参画型への転換が求められています。そのためには、市民と行政が互いに対等な立場で情報交流をし合意形成を実現する過程で、コーディネーターの役割を果たすためのしくみづくりが重要だと考えます。

浦戸湾みらい会議は、行政の考える長期構想に対して、その計画段階から市民・生活者の視点で様々な提案をし施策に反映させていく真のパートナーシップ実現のための役割を果たしたいと考えます。

 

ここに、市民自らが浦戸湾の将来像を考えるとともに、
市民と行政とのパートナーシップの実現を目指して、
浦戸湾みらい会議を設立します。

平成12年6月19日